シンチャオ!こんにちは!
ベトナム在住の旅する歯科医、ナックです。
遅くなりましたが、みなさん新年明けましておめでとうございます。
といってもベトナムはこれから正月を迎えるところです。
テト、と呼ばれるベトナムの旧正月は2月の初めから。毎年期間は違うのですが、今年はなんと十日間の大型連休です。
肌寒く感じるこの一月になると日本でいう「年末感」がハノイにも出てきます。
忙しいのはもちろんなのですが、忘年会や年度末のパーティーが増えてきます。
肝臓が悲鳴をあげる時期の到来です。
さて、そんななか
今回はとある企業の年次パーティーにお呼ばれしたのでそれを記事にしたいと思います。
会場はハノイ市内の某有名ホテル。
歯科関係の材料屋さんのパーティーなのですが、会場にはいるとまず爆音。
爆音でクラブミュージックかかってます。
一緒に参加した日本人の方との会話も、隣に座っているのに聞こえづらいくらい。
ちなみに写真はすでに開始時間なのですがほとんど人が集まっていません。
基本的に時間通りには始まらない。
ああ、ここはベトナムだったと再認識。
日本のように10分前集合、とかにはまずなりません。
もっとゆったりこないとなあ。
日本だと会社の年次パーティーなんてしっとり始まりそうなものですが、ベトナムではアゲアゲが基本のようです。
開始予定時間を15分ほどすぎて、ようやく人が集まってきた頃。
ピカピカの服を着た綺麗な司会のお姉さんの仕切りで、会社の偉い人が少しだけ挨拶をします。
この間もクラブミュージックは鳴り止まず。
正直よく聞こえないうえ、みんな露骨にスマホいじって聞いてません。
日本ならこのあと「乾杯!」で食事が始まるのが順当な流れかと思いますが
ここでなんと歌手が登場。みんな腹減ってないんだろうか。
そしてベトナムのPOPっぽい歌を披露。
まばらな拍手のなか始まった歌。
お兄さんは壇上で「みんな!ノッてこいよ!」的な動きで雰囲気を盛り上げようとするのですが
残念ながら会場はまったく盛り上がらず、むしろ誰も聞いていないという地獄絵図。
ほんま大変な仕事やで… それでも笑顔を絶やさず最後まで歌い抜けるお兄さんに僕は一人ちいさく拍手をおくりました。
ちなみに歌のお兄さんはこのあとも後半でもう一度歌っておられました。
(そしてやはり盛り上がっていなかった・・・)
「終わった!飯だ!」と思いきや、続いて歌のお姉さんの登場です。
しっとり系のバラードを数曲。いや、もうご飯食べながらでええやん。
この時点で乾杯もまだです。
やっと乾杯、そして食事にありつける!と思ったら運ばれてきたのはワイングラスに赤ワイン。
「ビールください!」にはこの宴では応えてもらえないようです。
まさかの最初から最後まで赤ワインしばり。
いや、おっちゃんは明日が心配やで。
どうやらベトナムではこういったパーティーでの飲み物縛りはよくあることのようです。
そして食欲が勝って料理の写真を忘れました。無念。
そして歓談の時間もなく、爆音の中こんどはダンスチームのパフォーマンスが続きます。
このへんのダンス文化はKPOPの影響が強いと思います。町でも良く若者がKPOPダンスを踊っているのを目にします。
入場するときに番号の書かれたカードを渡されていたのですが、それをつかったゲーム(抽選会)が始まります。
当選者には豪華景品が!キラキラの服を着た司会のお姉さんが超笑顔で番号を読み上げていきます。
そして僕たち日本人歯科関係者にも幸運が!
「いったい中になにが!」と豪華そうな箱を開けてみると中には大量の歯間ブラシ。
「景品で年末の大量在庫処分感」は拭い去れません。
しかし物をもらうと人間嬉しいものです。(よくみると箱も歯科商品の空き箱だった。エコだね。)
ちなみに外国人が参加するとそのパーティーの格が上がるんだとかで
外国人枠の僕らは終始丁重に扱われました。
途中、名前を呼ばれて壇上にあげられて「まさか自分にもプレゼントが!」とドキワクしていたら、
外国人枠として 当選者に景品を渡す係だったという一幕もありました。
ものすごい笑顔で壇上に上がった自分がとっても馬鹿っぽかったです。
本当にありがとうございました。
終始爆音でつづいたパーティーも終幕。
正直、音がでかすぎて隣の人との交流とかあんまりできません。声がきこえない。
帰りに日本製だというマウスウォッシャーをお土産でいただきました。
自宅で使ってみるとこれがまたジュースみたいに甘いんだなあ・・・。(遠い目)
というわけで今回はベトナム企業のパーティーレポートでした。
違いがありすぎてびっくり楽しい時間でした!
それではまた次回お会いしましょう!
✳︎日本国内には25万人を超えるベトナム人が住んでいると言われています。
いくの区でもベトナムの方と会う機会が増えてきていると思います。
このブログが、日本とベトナムの間の相互理解に役立てばとても嬉しいです。
いくのなライター:ナック
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