収穫が最盛期を迎えていたある日
「福の神」ふくちゃんから提案があった。
「みんなで作った野菜、私たちだけで食べるのはもったいないっ!」
と、子ども食堂に寄付をするという。
おっちゃんたちはもちろん大賛成である。
火曜日の朝ごはんに使ってもらうために有志が集まり、前日に収穫をしてその足で生野区内の子ども食堂の担当者の方に届けた。
実物は、イラストよりずっと!
美女美男であることを申しそえておく。
赤鬼記者はうそをつかない。
今回は、おっちゃんたちを代表して四人がトマトやジャガイモなどをお届けした。
翌日には朝早くから、地域のボランティアさんが集まって料理をされるという話を聞いて感動しつつ帰路についた。
栽培したトマト4品種のうち今回は3品種を収穫した。
ジャガイモは別のメンバーたちが数日前に収穫して、
表面を乾燥させてからトマトといっしょにお届けした。
そして火曜日の朝
収穫したおっちゃんたちの二人もふくちゃんと一緒に地域の子ども食堂へ。
「トマトめっちゃ甘いでー」
との子どもたちの言葉に感動したおっちゃんたちでした。
「なんか、はずかしい。はじめてのデートの気分くらい照れた。野菜つくりこれからもがんばる!」
となみだ目で語るおっちゃんの言葉に、ウルっときた記者であった。