「長屋の2階建ては、当時は珍しいんですよ」
清楚で上品なオーナーの須谷さんはにっこり微笑んでお話くださいました
今の環状線の外側に位置する生野西辺りは、戦災を逃れた素敵な長屋がいっぱい
築85年ですが、柱を補強したり、リブフレームや耐震壁を補強して、震度6の揺れにも対応できる建物に改修しています。
1階2階合わせて7世帯が入居済みだそうですが、その真ん中には、居住者が集うリビングがあります。そこで、居住者が食事をしたり、お酒を飲んだりできる素敵な空間があります
設計は、大阪市立大学小池先生と研究室の学生さん
オーナーの須谷さんは言います。「廃材利用や左官、襖張り、下張り、ふかし壁と一生懸命デザインや作業をしてくれた学生さんにとても感謝しています」
設計事務所やSOHO、手乗り盆栽作家さんも入居しておられ、まちの魅力づくりに一翼を担っています